鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

*

八女茶

   

 前にもブログで書いたように、八女は高級茶の産地で知られている。
生産量では、九州でも鹿児島の知覧や佐賀の嬉野の方が多いのだが、八女の山間部で栽培される被せ茶や玉露などの高品質のお茶は、何度も日本一に輝き、国内でも僅かしかない特定産地伝承認定商品に認定されている。
 5月5日には、地元八女市で「八女茶まつり」が開催された。
私は、仕事での交際が多いせいなのか、休みなどに人の多いところが苦手になってしまい、必要以外は、祭りやイベントに出掛けないが、友達のフェイスブックの情報で教えてもらっている。
 八女茶と八女美人は、八女市民としての誇りでもあるので、ぜひ全国に知らしめたい。
ところが、八女美人は増えているが、日本茶に少し陰りが出てきたようだ。

 私の友人には、お茶の生産者や仲買、それにお茶問屋、小売店もいるのだが、みんなが口を揃えて言うのが、お茶を急須と湯呑で飲む家庭が減っているということ。
 若い人は、ペットボトルに入っているのがお茶だと思っている。会議でもペット茶。
歳を取ると、湯呑で美味しいお茶を飲むことを理解するのだが、それを経験してこない現代の若い人が、理解できるのか、理解しようとするのかが疑問だ。

 お茶は、高級茶から中級、そして番茶やペットボトル用と、品質で大きな値段の差がある。
八女茶は、高級茶が売りだが、そこが売れなくなりつつあるという。
 みんな危機感を覚えて、海外の開拓も急いでいるが、日本人特有の渋みの旨さや、お茶の情緒をわかる人が、海外にどれだけいるだろうか。
 これだけ、コーヒーに席捲されてしまった日本の喫茶文化。コーヒー店はあっても、日本茶の喫茶店は聞かない。
 外人が体験したいという茶道文化を、日本人が放棄しつつある。まさに日本の魅力の危機。

 - 政治経済, 社会, 経営, 農業, 雑記

  関連記事

鶴の一声
AIその2
鶴の一声
誕生日
鶴の一声
会社破綻
鶴の一声
762 ピンチをチャンスに
鶴の一声
危険水域 〇〇市
鶴の一声
アイアム ソーリー
鶴の一声
たけのこ会議
鶴の一声
791 老舗
鶴の一声
683 時の流れ
鶴の一声
525 読者の皆さんへ
PREV
尊厳死
NEXT
ISO