蓋をする
2017/03/22
臭いものには蓋をするという諺があるが、今回の豊洲の問題にしろ、大阪の土地払下げの問題にしろ、それに関わって後ろめたい人や、自分の足元にまで火がついては困る人などは、早く騒ぎを終わらせてしまいたいだろう。
直接見れるわけではないので、簡単に判断はできないが、テレビや新聞の言動を見ていると、どうも、早く蓋をしてしまいたい連中がいるようだ。
確かに、こんなバカげた問題を、国費を使っていつまでもやっている場合ではないのだが、こういう問題を追及しないと、いつまでも同じことが繰り返され、ここで蓋をしてしまえば、悪い奴らがほくそ笑む。
市場の移転か、現在地の改善かは、確かに知恵を出し合って、最良の方向を見出し、早々に進めないと、市場関係者の皆さんも困るし、都民のお金が浪費される。
だから、こちらは感情的にならずに、粛々と進めないといけないが、一方では、誰が見ても怪しい・おかしい・納得できない問題は、多少感情的になってもいいから、それは国民が納得できるまで追求したがいい。
日本の警察は世界一と言われるが、こと、政治絡みの問題は、世界一の警察も力が及ばないようだ。警察も検察も、上を辿れば、行きつくところ、都道府県知事や、法務大臣そして総理大臣の傘下にあるわけで、韓国のように政権が弱体化したら別として、なにせ今や警察官もサラリーマンみたいなものだから。
とにかく、今回の2件、国民がスキッとした気持ちで終わるか、またまた、うやむやで幕が閉じるのか。国民がいつまで飽きずに関心を持てるのかにかかっている。