鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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ニドはコーヒーだけ

   

 この時期になると、受験や合格発表と言った話題が多くなる。
一生懸命勉強して、志望校に合格したら本当に嬉しいだろう。この時ばかりは、家族の喜びが共有される。ただ、不合格の場合もある。家族の対応が試される時でもある。

 近年は、大学進学率が増えているが、進学して、もっと突き詰めて勉強したいと思う人がどれだけ居るのだろう。
 多くは、高卒じゃ心もとない。みんな大学に行くから。いい大学を出ないと、いい就職が出来ないから。親や先生が勧めるから。今すぐ仕事はしたく無い。家を出て一人暮らしがしてみたい。そんなところかな。

 後にならないと、今選んだ道の良し悪しは分からないものだ。
決めた以上は、それが自分の道だと思って、なるべく迷わず行ったがいい。
 親は、子に少しでもいい大学に行ってもらい、給料の高い会社か、安全な公務員になって欲しいと思うもの。それは自分の安心でもあるから。

 生まれたからには、自分の思うように生きて欲しいと思っても、本当にそうさせるのはかなり勇気がいるし、それを自分も、子にも後悔させない覚悟が要る。
 私は大学進学という道は選ばず、そのまま日本を飛び出したが、今、もう一度大学進学前の時代に帰れるとしたら、今度は、大学でもいいが、自分の好きなことを、専門の学校で学んでみたいと思う。
 一つのことに専念して、道を究めれば、案外生きていく道が開けるものだ。そして、それは生活できるだけでなく、人生の満足感も味わえる。定年はない。
それも、今だから思えることだ。
 ただし、途中で投げ出さない覚悟と勇気が必要だ。

 - 信念, 社会

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