人の本質
人は、成長の過程で受ける影響で形成される性格と、遺伝などによる本質的な性格の両方を持っている。
例えば、同じような条件で育っても、両親が違えば、外見も性格も違ってくる。
逆に、同じ親から生まれた子供同士でも、遺伝子の組み合わせで違って生まれるし、生活条件が変われば、もっと違ってくる。
例えば、会社や組織の人事、人選をするときに重要なのが、人の本質を見極める事。
成人になると、環境や努力によって立ち振る舞いは変わるが、本質というものはなかなか変わらない。
例えば、人をまとめる人格、人の上に立つ人格、強者に強く弱者に優しい人格、ポジティブな性格、心が広い性格など。
逆に、神経質、問題から逃げる、人のせいにする、人の足を引っ張る、目立ちたがりな性格、メガティブな性格など。
間違いなく、社会にはこの両者が存在する。
だから、いろんな場面での人選で、人の表面や慣例、義理人情だけで決めていると、後者を選んだ場合、周りが困るし、後日の混乱を招くことになる。
これは、歴史にもテレビドラマでも定番だ。笑
樹木に例えるなら、枯れた枝葉は切れば済むが、根が腐っていれば、やがて樹は枯れる。
土の中のことだから、分かった後では手遅れということになる。
会社も組織も人、ただ、自分の目が曇っていては、人の本質は見えない。