鶴の一声

靏繁樹が日々考えたことや思いついたことを徒然とかきます

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金と鋏

   

 金と鋏は、使いようだと昔から言われるが、金がないから思うのかもしれないが、人によってお金の使い方は千差万別。
 お金を使うとすれば、大きいものは、家を建てる・車を買う・家具を買う。
投資では、株を買う・土地やマンションを買う。
 これらは、資産が残るから完全に消費とは言えないだろう。中には、買ったものの値下がりで結局は消費した形になることもあるが。
 これに対し、結婚費用や旅費、育児費用や学費。衣食などの買い物や、家賃光熱費、外食やお酒、たばこ代などは完全に消費になって消えていく。
 ただ、思い出や経験という財産が残る消費もある。

 私は昔から、自分が価値があると思うものにはケチなく使え、自分にとって価値がないと思うものにはケチれと言う言葉を信条にしている。
 例えば、お酒でも大事な友達と飲むんだったら高くてもいい。
ただの惰性的な付き合いのお酒に、そんなにお金を使うものではない。
 車も、高額でも自分にその車が必要であれば買う。ただ、乗るだけと考えるのなら、見え張って高い車を買うより、消費となっても自分を高める旅行や、趣味にお金を、その分使ったがいい。
 ただ、惰性的にお金を使うのではなく、価値観重視でメリハリをつけて使えば、大きく使っても無駄という気持ちにならないし、少しのお金でも価値が出る。
 
 安物買いの銭失いという言葉がある。
これも的を得ている。私も経験があるが、安い服やタイなどを買っても、ほとんど後で着ることがない。大方の場合、値段は品質を代弁している。
 多少高くても、いいものを買ったほうが、服や靴は長く使えるし、気持ちもいい。
家や土地でも、安いものには訳がある。
 それを見定めるには、本物・いい物を知ること、そして、わかるための経験が必要だ。

 

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